第82回 (株)大黒商会

 第82回は、フィアット、アルファロメオ、クライスラーやジープといった輸入車の販売をされている「㈱大黒商会」さんです。
 ジープ・ラングラーやグランドチェロキーなど、新型SUVが並ぶジープ京都ショールームにて、面談させていただきました。㈱大黒商会さんは、昨年創業70周年を迎えられた自動車産業界での老舗です。昭和21年6月、日本がまだ戦後復興の中、補修用自動車部品・タイヤ等の販売として創業されました。この時代はまだ、自動車の保有台数は国内17万台で貨物自動車の方が多いという時代。道路が整備され多種多様な車が開発されるなど、自動車産業は目覚ましい発展をしてきました。自動車に関連する産業や業種も次々と生まれるなか、大黒商会さんも時代の変化に対応して産業機械や移動体通信など事業部を展開されました。
そして今や自動車は人々の生活になくてはならないものになり、ドライブやレジャーなどカーライフの“相棒”へと進化してきました。特に大黒商会さんが取り扱われているエレガントなイタリア車、ワイルドな雰囲気のジープは、そこにあるだけで何かワクワクさせてくれます。「もし愛車にできたら・・・」なんて考えるだけでも楽しいものですね。
 モータリゼーションが盛んなころと違い、自動車産業も成長期から熟成期に移りつつあります。実は、大黒商会さんは輸入車の販売だけではなく、創業当時からの自動車部品の販売がメインの事業だとか。これからの時代、環境技術や新エネルギーへの対応が必要になりますし、さらに近い未来には自動運転が実現されるでしょう。
そんなハイテクな時代になっても部品や専用工具は必ず近くの整備工場になくてはいけません。京都の自動車社会を大黒商会さんが支えていただいているということが、今回よくわかりました。営業中にお時間いただき誠にありがとうございました。