第102回 株式会社 リヴ

 今回は、京都乙訓エリアを中心に、土地探しから、住み替え、仮住まい、資金計画、街づくりまでトータルに提案されている「株式会社リヴ」さんです。
 平成10年、長岡京市で生まれ育った代表取締役の波夛野さんが地元にて設立されました。会社名の「LIV」には、L(Life Style/ライフスタイル)、I(Ideal/人・理想)、V(Vision/未来像)という意味が込められており、地元に密着した工務店として大切にされていることがお客様との『対話』だそうです。初めから建てたい家の詳細を具体的に伝えることはなかなか難しいことです。その為プロのスタッフが、お客様のイメージから出た言葉をくみ取り、これから建てたい家のデザインや間取りのこと、これからご家族とともに送っていきたい暮らしの具体像を形にして提案されています。さらに、居住されている方がよりよい環境で生活ができるよう街づくりにも積極的に取り組まれており、2018年10月には洛西口高架下にカフェ「巣箱」をオープン、スポーツを通じた青少年の健全育成の為にと、「グラウンド」の管理も行われています。
 現在、日本の住宅の平均寿命は約30年と、諸外国の平均(イギリス75年、アメリカ45年)に比べると大変短命です。そこで㈱リヴさんでは、親から子へ引き継げる住宅を創りたいという想いを込めて、「住み継ぐ家」を考案。親世代から子世代、孫世代・・・と継ぎ住むライフスタイルの変化に対応する「200年住み継ぐ家」を目指されています。
 2016年9月、阪急「洛西口」駅前に新社屋としてLIV SU・BA・COを新築されました。なんと西日本初となる木造大型商業ビル(一部RC造)で、環境にも優しく、また耐久性にも優れています。建物の中には自社スペースだけでなく、育児支援団体や若手起業家のオフィス、地域に開かれたバンケットルームなど様々なニーズに合わせた場所を提供されています。オフィスの机なども木で作られており、人や自然の温もりを感じられる素敵な空間でした。ご自宅、事業所の建築の際には是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。