第105回 株式会社 清修庵

 第105回は、そば・うどん店の運営、麺類製造卸売をされている「株式会社 清修庵」さんです。
昭和27年「森食堂」として創業後、「清修庵」と改名され、その後スーパーや通販などに向けた卸売にも業態を拡大。平成3年には本社と共に工場、配送センターを現在の山科に新設されます。転機となったのは平成20年、イオンモール草津店にて初めてモール内での出店を果たされ、そこでの売り上げが大変好評で確固たるものとなり、現在はモール内での店舗も含め全20店舗の運営をされています。
 「清修庵」で提供されているうどん・そばは自家製麵でこだわりの製法で作りあげられています。京都の名水で知られた清水山の水を基本に、麺つゆに最適な昆布、四国・九州産の本鰹節、目近節、うるめ節、鯖節などをブレンドし独自の風味を生み出されました。麺もより吟味した純国内産素材であるそば粉や特注による最高級小麦粉を用いて、自社工場にて製造されています。京の名水でしあげた、化学添加物の入らない自然な製法で製麺されているので安心して美味しくいただくことができます。また麺類だけに留まらず四条烏丸にある「肉バル大樹」ではこだわりのお肉とワインを提供され、若者中心に人気店に成長。代表取締役の森さんは「今後もさまざまな事業にチャレンジしていきたい」とお話し下さいました。
 社内環境づくりにも力を注がれている代表取締役の森さんは「従業員の幸せがなければ、お客様の満足には繋がらない」と考えられており、従業員の仕事に対するやりがいや幸福感を大切にされています。その為教育として月に一度、従業員のレベルに合わせて研修を実施。管理職の方や自らが講師となりマナーや数字、就業規則等の教育を定期的に行われています。
 2019年3月16日には、SUINA室町に「蕎麦酒場清修庵」の新店舗をオープンされました。自家製麵の美味しいお蕎麦を是非一度ご賞味ください。