第113回 株式会社フラットエージェンシー

 第113回は創業45年、京都を中心に賃貸・不動産仲介・不動産売買をされている「株式会社フラットエージェンシー」さんです。
 1974年、現在会長の吉田光一さんによって創業されました。社名の「フラット」はイギリスでマンションやアパートメントといった意味があります。会長は、若い時に世界中を旅行された際、イギリスで親身になって滞在するお部屋を探してくれたことに感激され、帰国後、海外旅行客の多い京都にて賃貸仲介業を始められたそうです。
 現在は、京都市内に本店、下鴨店、京都産業大学前店、北大路駅前店、京都大学前店、京都駅前店、TAMARIBA(カフェ・地域交流・管理)の合計7店舗に加え、新しい試みとして西陣で「京町家路地再生」として宿泊施設や、大学の学生寮の開発・運営をされています。また、地域のオーナーとの繋がりを深めるため納涼会や勉強会、旅行の企画などを行っておられますが、そこでの縁もあり2018年に「新大宮広場」をプロデュースされました。当初は、住宅地にある広い空き地に住宅や駐車場などの意見もありましたが、地域交流の場所として、イベントを定期的に開催できるレンタルスペースを運営され地域の発展にも力を注がれています。
 2019年3月には京都精華大学と提携し、健康を考えた献立の食事・家具付きの「国際交流寮木野寮」を開設。現在、代表取締役の吉田創一さんは、「この学生寮の管理に、更にプラスαの付加価値もつけていきたい。例えば留学生の就職活動などのお手伝いなどができれば」とお話下さいました。現在も、社内にいる外国籍の社員が留学生のフォローをされているなど、留学生にとっては大変心強いのではないでしょうか。また社員の方々には更に外部との繋がりができる環境づくりに力を入れていきたいということでした。
 賃貸や不動産だけに留まらず、そこに住まれた方のその後も大切に考えられている「㈱フラットエージェンシー」さん。今後も更なる発展が楽しみです。