第76回 スター株式会社

 第76回は、京都に“洋食文化”を広められた「スター株式会社」さんです。
 大正14年、初代・西村寅太郎さんが京極通り錦天神前に「スター食堂」を開店。当時は初代が調理場、社員を1名配膳に雇い、子供を抱えた奥様をレジスターに3人でスタート。社名のスターは、「夜空にある星のごとく店を出そう」「飲食業界のスターになろう」という想いから名付けられたそうです。
 その後、90年以上紡がれてきたお店は、全国に先駆けた本格的な西洋料理店の開業、ビアレストランやオリジナリティあふれる新ジャンルへの挑戦を経て、現在は京都を拠点に和・洋のレストランに始まりブライダル事業にケータリング事業と、11店舗を展開されています。
 平成19年には、5代目の西村裕行さんが社長に就任。「変わらぬために、日々変えていく」ことが重要であると考えられ、企業体制は時代に即して柔軟に、根底には変わることのない“お客様への想い”を抱き続ける…。その想いを胸に日々時代に合ったお店の展開を考えられています。今後も京都の地に新しい発想のお店ができあがるのが楽しみですね。
 懐かしの“スター食堂”は、今も変わらず京極通り入口で大きなオムライスの看板が目印となっています。ウィンドーいっぱいに並べられたボリュームたっぷりのパフェには思わず立ち止まってしまいました。「ここのレストランで初めてフォークとナイフを使いました!」というお客様からのお声はスター食堂さんの誇りとなっているのだそうです。ご家族や友人同士で“懐かしくて、新しい味”を味わいにいきませんか。