vol.43 冬に旬を迎える上賀茂名物

底冷えの季節に食べ頃を迎える、京都三大漬物のひとつ「すぐき漬」。すぐきは、主に京都市北区の上賀茂地区で栽培されています。収穫すると余分な皮や根を削ぎ落として下漬け。その次に本漬けを行いますが、有名な方法は重石を丸太棒に吊るし、テコの原理でフタに強い圧力をかけて漬け込む「天秤押し」です。それから「室(むろ)」という発酵を促す部屋でじっくり寝かせて完成。上賀茂地区にある世界文化遺産「上賀茂神社」では、毎年冬に「すぐき漬」が地域の農家の人々によって奉納されています。冬の風物詩として長く愛されている京漬物。ごはんのおともにするのはもちろん、チャーハンやサラダに混ぜるなどアレンジして食べるのもおすすめです。

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