vol.20 愛されて400年 柳馬場通

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町家や古い洋館が立ち並ぶ情緒豊かな「柳馬場通」。ところでこの通り名、何と読むかご存知ですか。これは「やなぎのばんば」と読みます。その名の由来は、
さかのぼること約400年以上前。天正17年(1589年)に豊臣秀吉が、「柳院」と呼ばれる遊里をつくったことに始まります。柳院と呼ばれたのは、この遊里が見
事な柳並木で囲まれていたことに由来するもの。さらに慶長9年(1604年)には盛大な「馬揃え」が行われました。馬揃えとは、閲兵式や軍事パレードのこと。
この壮麗な二つの出来事が合わさり「柳馬場」と名付けられたといいます。今でも、地元の人々に愛され親しまれている「柳馬場通」。京都に訪れた際には、400年前の歴史に思いを馳せながら歩いてみてはいかがですか。

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